僕にとっての故郷と言えば青森。
若い頃から大嫌いだった。


大嫌いで、大嫌いで
飛び出して、戻っては飛び出して。


それでも遠くで想っていたのは
青森だった。


言っておくが、友達がいるわけでも
家族がいるからではなかった


むしろ、青森にいた自分を消したかったから
誰も知らない場所によく行った


生きなおしたかった
でもね、どこへ行っても自分からは逃れられなかった


どこへ行ってもギャンブルが付きまとった。
どこへ行ってもお金をすぐに使い果たしていた。


よく実家に金を無心した。
何回も何回も、よく電話した。


「金なくなった。送ってくれ。」
ある時は姉に泣きついた。


ある時は万引きしようとした
ある時は同僚のモーニング娘のCDを売りさばいた。


いつも思っていた
「こんな自分は生きる価値がない。殺してくれ」と。


本当にそう思っていた。
死のうと思ったことも何百回もあるし


逃げようと思った夜も何度もある。
それでも、何とか今を生きてる。


ただ、生きてる
かろうじて生きてる。


まあ、そんな感じだ
よくギャンブル狂いは死ななきゃ治らないなあ


そう思っていた時もあった


いろんなことがあって
いろんな出会いがあって


少しずつ生きるのが怖くなくなっていた
少しだけ楽になった


ただ、それだけ。


何かを書いてしまうと
スリップしたときの絶望にすべてが噓に思えてしまうのが怖い


今はただ、それでも見捨てない
何かを信じている


ただ、それだけ


今日も賭けない一日を
ありがとさん!